展覧会 開催予定

没後50年 藤田嗣治 本のしごと

文字を装う絵の世界

Léonard Foujita Private on Works

 
会  期:
2018年4月14日(土)〜2018年6月10日(日)
時  間:
10:00~17:00
(入館は17:30まで)
休館日:
月曜日 ただし、4月30日(月・休)は開館し、翌5月1日(火)は休館。
観覧料:
一 般 1,000(800)円
大高生・65歳以上 800(600)円
小中生 無料
*障がいのある方は半額・その付添者1名は無料。
*(  )内は20名以上の団体料金。
*目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります。(他の割引との併用はできません。)

主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館

監修:林洋子(美術史家)| 企画協力:株式会社キュレイターズ

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目黒区美術館は、明治以降、海外で絵を学び、また活躍した日本人作家の作品収集を基本方針の一つとして、 1987(昭和62)年に開館しました。なかでも、1913( 大正2)年に渡仏し、1920年代にはパリで「画壇の寵児」と なった藤田は、当館のコレクション形成にとって重要な作家で、開館前からその作品の収集を始め、特に戦後藤田 と交友したアメリカ人フランク・E・シャーマンの旧蔵コレクションをまとめて収蔵できたことは大きな成果で した。そして、開館の翌年に開催した「レオナール・フジタ―絵と言葉」展は、画家・藤田が絵画制作とともに、フ ランスで手がけた「挿絵本」を網羅的に紹介した初めての試みでした。その後、「藤田嗣治と愛書都市パリ」(2012 年、渋谷区立松濤美術館、北海道立近代美術館)、「藤田嗣治 本のしごと―日本での装幀を中心に」(2013年、千代 田区日比谷図書文化館)などが開催され、藤田の挿絵本は多くの方々に知られるようになりました。

2018(平成30)年は藤田嗣治の没後50年にあたります。これを記念し、目黒区美術館では、藤田の画業の中か ら挿絵本を中心に紹介する展覧会を再び開催いたします。

1886(明治19)年東京に生まれた藤田嗣治は、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の西洋画科で学んだ後、 1913(大正2)年、26歳でフランスに渡ります。1919年、サロン・ドートンヌに出品した6点すべてが入選し、 1920 年代初頭に発表した乳白色の肌をもった裸婦像は、藤田独自の表現として当時のヨーロッパで高い評価を 得ました。フランスで画家としての地位を確立した藤田は、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組む ようになります。19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっており、 藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代だったのです。1919年、藤田は初めての挿絵本『詩 数篇』(Quelques poèmes)を手がけ、1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版されました。すでに挿 絵を手がけていた他の画家たちを凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものである と同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語ってもいます。  本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、 1950(昭和25)年フランスに移住した後の大型豪華本の挿絵などを中心に、藤田嗣治の「本のしごと」をふり返り ます。 また、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送った葉書や絵手紙、手作りのおもちゃ、 陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い創作活動を紹介いたします。
文字を装う絵の世界

※ 本展は、2018年1月、西宮市大谷記念美術館でスタートし、目黒区美術館、ベルナール・ビュフェ美術館、東京富士 美術館を巡回いたします。本展では、東京国立近代美術館所蔵の藤田嗣治旧蔵本を中心に、各開催館蔵・個人蔵の挿絵 本を併せて展覧いたします。また、油彩、水彩、版画などの作品は各開催館の館蔵品を中心に構成します。

 

 

【出品数】(予定)

・書籍タイトル数(雑誌も含む)= 100タイトル

・作品(絵画・立体など)   = 約40点

・書簡(葉書・手紙)     = 約40点

※ 書籍の挿絵は一部額装で展示します。

※ 書籍は同タイトルの本を複数冊展示するものもあります。

【関連イベント】

特別講演会「藤田嗣治 ―〈絵〉と〈言葉〉」

講師:矢内みどり(美術史家)

日時:4月22日(日) 14:00~15:30 定員70名(先着・席に限りがあります)、聴講無料(ただし当日有効の本展観覧券が 必要です)
※その他、本展会期中の土日に、当館学芸員によるギャラリーツアー、展覧会や所蔵 作品についておしゃべりする「大人のための美術カフェ」の開催を予定しています。 詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。

プレスリリースはこちらから

① 藤田嗣治 1928年頃
撮影:アンドレ・ケルテス
ullstein bild/Uniphoto Press

②『誌数篇』1919年 ラ・ベル・エディション社

③ 日本昔噺』1923年 アベイユ・ドール社

④ 藤田嗣治「書簡(フランク・シャーマン宛て)1949年3月31日」目黒区美術館蔵
(旧シャーマン・コレクション)

⑤ 藤田嗣治「円形テーブル」製昨年不詳
目黒区美術館蔵(旧シャーマン・コレクション)

⑥ 『魅せられたる河』1951年
ベルナール・クライン社

⑦ 『イメージとのたたかい』1941年
エミール=ポール・フレール出版

©Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo,2018
G1205

 

 

 

 

 

 

 

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