セミナー

長谷川堯の建築セミナー 10回シリーズ

村野藤吾から20世紀建築を視る―複眼的近代建築史のこころみ

2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流

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《2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流》

1、アントニオ・ガウディと、チュービズム(Tubism)の系譜

日程:12月1日(土)

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)

時間:14:00~17:00 (休憩あり。終了時間は延長する可能性があります)
対象・定員:高校生以上・70名(先着順)
参加費:1,000円(※展覧会をご覧になる場合は観覧料が必要です)

※終了しました。

バルセロナを中心に独自な建築作品を創り続けたアントニオ・ガウディの、きわめて自在で独創的なデザインについて、これまでも様々な角度から多くの言説がなされてきた。アール・ヌーヴォーの建築家として一般的には理解され、整理されているガウディの建築作品の意義を、アール・ヌーヴォーの運動とともに終わり、モダニズムに乗り越えられてしまった過去のものとして考えるのではなく、20世紀建築を貫いて流れ続けている、一つの重要な潮流の原点として捉え直す。ここでは、≪チュービズム≫と仮に名付けた、新たな≪管状的思惟≫の視点から、ガウディのデザインの真に≪機能主義≫的な手法が生み出した建築内容の意義と魅力を解き明かし、同時にその≪管状的思惟≫が、村野藤吾の設計手法に、直接、間接に、どのような影響を与えたか、について考える。

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《2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流》

2、ル・コルビュジェと、キュービズム(Cubism)の系譜

日程:12月15日(土)

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)

時間:14:00~17:00 (休憩あり。終了時間は延長する可能性があります)
対象・定員:高校生以上・70名(先着順)
参加費:1,000円(※展覧会をご覧になる場合は観覧料が必要です)

※終了しました。

20世紀を通して、世界の建築界に計り知れない影響を与えたル・コルビュジェの設計の根幹には、常に建築にプライマリーな平面や形態を求める、西欧の≪古典主義≫系建築論の中を連綿と流れてきた美学、明確な≪キューブへの憧憬≫があったのは明らかだ。彼の建築作品と論説を辿りながら、いかにそれが近代の工業化社会が求める≪合理主義≫に同調して共鳴し、影響を世界的に及ぼしたかを視る。しかし、ル・コルビュジェ自身は、必ずしも≪キュービズム≫に捉われたままでは終わらず、常に自分を自在に変化させていったが、ほぼ同時代の建築家・村野藤吾が、早くからそれを見抜き、常にル・コルビュジェの建築に注目し、言説ではなく、彼の建築を高く評価していた事実を考察する。

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《2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流》

3、ブルーノ・タウトと、クリスタリズム(Crystalism)の系譜

日程:2013年1月12日(土)

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)

時間:14:00~17:00 (休憩あり。終了時間は延長する可能性があります)
対象・定員:高校生以上・70名(先着順)
参加費:1,000円(※展覧会をご覧になる場合は観覧料が必要です)

※終了しました。

昭和8年、京都郊外に桂離宮を“発見”し、その建築的価値を世界に発信した、ドイツの建築家ブルーノ・タウト。タウトは、20世紀建築史の中を連綿として流れ、ミース・v・d・ローエによって、決定的な主流を形成することになった、建築の≪クリスタリズム≫の、草創期における源流形成者の一人でもあった。≪クリスタリズム≫の建築家は、建築形態に水晶のように透徹した透明性を求め、その空間にはプリズムのような相互浸透を目指すといった美学的な理想型を追い求める。タウトは若い頃から≪クリスタルな建築世界≫を常に追い求め、終生、それを究極的な到達点として想い描いていたが、それと、彼の桂離宮の“発見”との間にある、隠れた接点を追及する。また、彼の来日時に、村野藤吾が設計した「森五商店」に与えた特別に高い評価の意味も探る。

※2013年1月12日(土)の第3回目は、展示替期間中の開催となります。

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《2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流》

4、アーツ&クラフツ運動と、ヴァナキュラリズム(Vernacularism)の系譜

日程:2013年2月17日(日)

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)

時間:14:00~17:00 (休憩あり。終了時間は延長する可能性があります)
対象・定員:高校生以上・70名(先着順)
参加費:1,000円(※展覧会をご覧になる場合は観覧料が必要です)

※終了しました。

W・モリスは、産業革命以降の西欧の、工業生産化を一方的に目指す社会的傾向を鋭く批判し、手仕事の重要性を喚起し、デザインの改革運動を提唱した。若い建築家やデザイナーたちは、彼の呼びかけに応じていわゆる「アーツ&クラフツ運動」を展開するが、その中で、それぞれの地域で、その土地に特有の材料や工法を使い、その土地に住む工人たちによって、昔と変わらぬ形で建てられてきた<ヴァナキュラ―(方言的)な建築>に注目した。つまり建築史の表舞台に登場するような<標準語的な建築>ではなく、独特の訛りが聞こえるような<土着的な建築>への関心を次第に高めて行く。その後、こうした≪ヴァナキュラリズム≫による建築デザインは、20世紀を通して、≪モダニズム≫の圧倒的な普及と、いわば表裏となって世界的な広がりを見せ、着実な成果を上げてきた。そうした傾向の影響は、戦前、戦後の村野藤吾の建築の中にも、はっきりと見出せることを明らかにする。

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《2部-20世紀建築を貫く、四つの潮流》

5、20世紀建築とは果たして何だったのか-総括

日程:2013年3月3日(日)

講師:長谷川堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)

時間:14:00~17:00 (休憩あり。終了時間は延長する可能性があります)
対象・定員:高校生以上・70名(先着順)
参加費:1,000円(※展覧会をご覧になる場合は観覧料が必要です)

※終了しました。

第1回から第4回までに紹介した、20世紀建築の時間の中を貫通して流れて来た、4つの大きな潮流が残した、数多くの多様な建築群を改めて検証しながら、20世紀建築とは歴史的に見て、果たして何だったか、という点についての考察を、いわゆる≪モダニズム≫の建築運動が生み出した建築と建築家を主題に据えて論じ、全体の総括として行う。またこの回には、主宰者とコーディネーターの皆さんの力を借りて、第1回から第9回に至る講義に対して受講者から寄せられたアンケート結果や、会場からの質問に対して、それぞれに講演者が回答したり、同時に講演者とコーディネーターとの間での討論なども予定されている。

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