ワークショップ

2014春のワークショップ

「色」と「絵具」

1.絵画の基本/絵具とメディウム お話と公開制作連続4回講座

2.色をまとう-変身カラフルスーツ

3.「色」と「色」を重ねて遊ぶ-コラージュ大作戦

開催一覧
大人抽選募集終了

1.絵画の基本/絵具とメディウム お話と公開制作連続4回講座

―第1回 「東」の顔料と「西」の顔料

日程:2014年2月16日(日) 13:00~17:00

講師:植本誠一郎(日本大学非常勤講師、元ホルベイン工業株式会社東京営業所研究室長)

協力・協賛:ホルベイン工業株式会社、ホルベイン画材株式会社、三吉ウエマツ
対象・定員:高校生以上 30名

参加費:1,000円

申込締切:1月31日(金)必着。応募者多数の場合は抽選

※終了しました

絵画をつくる最も華やかな「色材」。植物系、鉱物系、昆虫系の天然系、化学系の顔料や染料。絵具になる前の色材について、日本画、洋画の枠を超えて科学の目から迫ります。

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<講師による内容解説>

「顔料」とは、水・油に不溶の色素で化粧に使われたのでこの名がある。そして、これは絵画表現に使われてきた。色素のもう一つの代表「染料」(水・油に可溶)に比して、耐久性が高いからである。今回の講座は、「顔料」を主に解説をする。

洋の東西を問わず、人類が長きにわたり、絵画に使用してきた顔料は天然物であった。東の世界(東洋)とりわけ日本画の世界では、顔料の価値は天然物にある。藍銅鉱(群青)、孔雀石(緑青)に見られるように高価な鉱石を粉砕、水簸し、粒子径の大小中を作り出すことによって濃色(大)、淡色(小)を同一色相内に作り出し、カラーバリエーションを巾広くしている。このことは、天然顔料の代用として開発された、着色ガラスを粉砕した合成物としての現代の顔料でも同様な手法が採られている。

一方、西の世界(西洋)の絵画(西洋画)では、錬金術から発達した化学により顔料は合成物に置き換わった。合成顔料は微粒子でありながら、高濃度、高彩度、そして高隠蔽(インペイ)性と天然物にはない性能を有し、なんと云っても大量生産が可能で安価である。

○講座では、青の各種顔料を膠液(ニカワエキ)で練り水彩紙に塗布、乾燥させて、発色、質感などの違いを確認していく。

大人抽選募集終了

1.絵画の基本/絵具とメディウム お話と公開制作連続4回講座

―第2回 色材を練るもの―東西のメディウム

日程:2014年3月2日(日) 13:00~17:00

講師:植本誠一郎(日本大学非常勤講師、元ホルベイン工業株式会社東京営業所研究室長)

協力・協賛:ホルベイン工業株式会社、ホルベイン画材株式会社、三吉ウエマツ
対象・定員:高校生以上 30名

参加費:1,000円

申込締切:2月13日(木)必着。応募者多数の場合は抽選

※終了しました

顔料を画面に固着するためには、油やにかわなどのメディウム(練り材)を使います。油性、水性と分けられますが、初期の油絵には水性も使われていました。絵画のメディウムの謎にせまります。

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<講師による内容解説>

「メディウム」とは、顔料を画面に固着させる接着剤のことであり、専門用語としては「展色材」の語があてられる。顔料と同じく洋の東西で古来共通なのは、天然物の使用である。東の世界では動物性蛋白質である「膠(ニカワ)」が、水墨画(中国)や日本画に連綿と使われている。また一部には、「桃膠(モモニカワ)」のような樹脂も使われた。これら材料は、水溶性であり東の世界は水溶性メディウムと云うことになる。西の世界では、動物性蛋白質の膠(ニカワ)、卵、牛乳の成分である「カゼイン」、樹脂である「アラビアゴム」、澱粉である「テキストリン」が水性メディウムであり、デキストリン以外は歴史も古い。油性メディウムとしては、古代世界で活躍をしたのが「蜜蝋」であるが、中世以降、「植物油リンシート」などが使われ現代に至っている。油性樹脂の「ベネツイアテレビンバルサム」はヨーロッパで古くから使われ、西洋画の代表である油彩画を支えてきた。最近の研究では、植物油使用の起源は、アフガニスタン辺りにあるのではないかと云われ、西の世界への伝播を考える上で重要な要素が判明してきている。同時に東の世界でも植物油の使用は事実として認定されている。西の世界でのメディウムは、科学技術の発展により、合成物が登場しこれにより構成されることが特徴的なこととなる。合成樹脂としての「アルキド」や「アクリル樹脂」。そして、これらを乳化液(エマルジョン)化することによって水性メディウム、溶剤に溶解して油性メディウムとして使用されるようになり、その耐久性と相俟って使用者側の技法の制約の負担が減った。東の世界の水性メディウムは、自然との一体化を目指す体質が感じられ、西の世界の多様なメディウムは、自然との対決による人間世界の構築の体質と一致しているようにも思われる。

○講座では、水彩紙に各種メディウムそのままと青の顔料と練り合わせた絵具を塗る。各種メディウムそのものの質感、メディウムの違いによる絵具の発色の違いを認識する。

大人抽選募集終了

1.絵画の基本/絵具とメディウム お話と公開制作連続4回講座

―第3回 絵が描かれるもの―東西の基底材

日程:2014年3月16日(日) 13:00~17:00

講師:植本誠一郎(日本大学非常勤講師、元ホルベイン工業株式会社東京営業所研究室長)

協力・協賛:ホルベイン工業株式会社、ホルベイン画材株式会社、三吉ウエマツ
対象・定員:高校生以上 30名

参加費:1,000円

申込締切:2月27日(木)必着。応募者多数の場合は抽選

※申込締切ました

木、布、紙、土(壁)、絵画はいろいろなものに描かれてきました。たとえば壁画。日本では古来、白土が、ヨーロッパのフレスコでは消石灰が使われます。基底材と絵具の関係に触れます。

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<講師による内容解説>

表現手段の一種である絵画は、絵具の色を“何か”に塗って成就する。この“何か”が「基底材」である。基底材は支持体、目止め、地の三要素から構成される。「支持体」とは、布、紙、板、壁を指し、文字通り絵画を支えるもの。「目止め」は支持体の吸収性を抑制するもので一般的には膠(ニカワ)が使われる。更に「地」は、下地とも称され、絵具を受け入れ、発色を助ける役目を負う。通常、吸収性(水性)、反吸収性(半油性)、非吸収性(油性)がある。東西の基底材は基本的には変わらない。しかし、細かなところで違いがでてくるのが特徴である。

支持体の東西の違いとは、布は、東は絹が多く、西は亜麻が多い。紙は、東は椿、三椏(ミツマタ)などのように樹皮が多く、西は亜麻や木綿、そして広葉樹や針葉樹のパルプ(木片)が用いられる。概して東の紙は薄く柔らかく、西の紙は厚く硬くつくられる。板は東において檜、杉が多く、西においてはポプラや樫が多い。目止めの東西の違いとは、東は膠(ニカワ)に明礬(ミョウバン)の使用が多く、膠(ニカワ)は牛皮膠である。西は、膠(ニカワ)のみが多く、兎皮膠がよく使われる。

地の東西の違いとは、東は吸収性が多く(昔は一部半吸収も使われたらしい)。西は吸収性、半吸収性、非吸収性の三種が使われている。紙と壁に関しては、東西共に、支持体に直接描かれ、地を施すことは基本的にない。

○講座では、亜麻布や板に地を施し、各地の違いを確認すると共に、そこに膠絵具、水彩絵具、テンペラ絵具、油絵具を塗って塗布状況、乾燥後の質感を確認する。

大人抽選募集終了

1.絵画の基本/絵具とメディウム お話と公開制作連続4回講座

―第4回 植本誠一郎40年の研究成果

日程:2014年3月29日(土) 13:00~17:00

講師:植本誠一郎(日本大学非常勤講師、元ホルベイン工業株式会社東京営業所研究室長)

協力・協賛:ホルベイン工業株式会社、ホルベイン画材株式会社、三吉ウエマツ
対象・定員:高校生以上 30名

参加費:1,000円

申込締切:3月6日(木)必着。応募者多数の場合は抽選

※申込締切ました

「油一」という油絵具の開発の仕事では絵具の原点に立ち返ることが重要でした。化学者としての長年にわたる材料研究の経験から、古今東西、絵画の大きな問題「水」と「油」の関係にせまります。

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<講師による内容解説>

現在に至るまでの40年間、絵具会社と大学に籍を置いて多くの方々と絵具のしごとをしてきた。若い頃は製品の安定性、品質向上、コストの削減とビジネスの現場に求められる経験をした。

1975年頃、西欧古典技術が国内で行われるようになり、完成品である絵具だけではなく、絵具原料を製品として扱うようになった。この原料販売は、絵具に対する見解を新鮮なものしてくれた。この材料はどのような組み合わせで使われるのか、それはどのような技法か、いつの時代にどこで行われていたのか、そして効果はどのようなものかと云うことであった。このことは、絵画材料と表現に大きく目を見開かされることになった。

この一連の流れの中で、油彩に至るまでの流れと原点に気付かされ、そして、現代の油絵具と元々あった油絵具の本質にどれだけの差があるのか、大きな研究テーマとなり「油ー(ゆいち)」油絵具開発のメンバーとなった。この研究と並行して今日までの課題として水と油の問題がある。

東の世界に於いても西の世界に於いても水性と油性の材料が同時につかわれていることは分かっている。特に西の世界では水性のテンペラ絵具と油性の油絵具の併用は有名である。

○講座では、画家にとっての油絵具の本質とは何なのかを解説し、水と油の問題に関しては、絵具を併用や混合で使いながら、どのように処理するのか、またそのメリットは何なのかを解説する。

子供|大人抽選募集終了

2.色をまとう-変身カラフルスーツ

日程:2014年2月23日(日) 10:30~16:30

講師:榎本寿紀(美術家)

対象・定員:小学1年生~大人 15名

参加費:1,000円

材料費:500円
申込締切:2月6日(木)必着。応募者多数の場合は抽選

※終了しました

開催中の展覧会で岡田謙三の作品を鑑賞し、色の重なりについて学びます。

重ねた色を自分で「まとう」ことをテーマに、紙を柔らかくもんで自分のスーツをつくり、色紙を重ねて貼ったり、素材を付けたり…、色を重ねて立体的に楽しみ、自分を変身させます。

子供抽選募集終了

3.「色」と「色」を重ねて遊ぶ-コラージュ大作戦

日程:2014年3月9日(日) 13:00~17:00

講師:清瀬ゆり亜(ミュージアムエデュケーター)

対象・定員:小学3年生~中学生 15名

参加費:1,000円

材料費:500円
申込締切:2月24日(月)必着。応募者多数の場合は抽選

※終了しました

岡田謙三の色彩豊かな作品をじっくり鑑賞し、どのように色が重なっているか表面が作られているか、時間をかけて話し合います。

いろいろな色の紙を使って貼りあわせコラージュによる色面構成作品をつくります。

色の補色、同系色、柔らかい色、強い色。色の力と広がりについても学びます。

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