展覧会 開催終了

紅心 小堀宗慶展

創作と審美眼の世界

会  期:
2010年6月5日(土)〜2010年7月11日(日)
時  間:
10:00~18:00
入館は17:30まで
休館日:
月曜日 
観覧料:
一 般 1000(800)円
大高生・65歳以上 800(600)円
小中生 無料
( )内は20名以上の団体割引料金、障がい者とその付添者1名は半額

主 催:(財)目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館、朝日新聞社

協力:遠州茶道宗家

後援:(財)小堀遠州顕彰会、茶道遠州会

助成:芸術文化振興基金

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はじめに

この度、「紅心 小堀宗慶展 ー創作と審美眼の世界ー」を開催する運びとなりました。
目黒区美術館では内外の近現代の美術、デザイン、建築、書、など様々な展覧会を独自の視点で取り上げてきました。本展では、総合芸術である茶道を極めた芸術家として、また優れた目利(めきき)としての小堀宗慶が自ら制作した作品と選んだ名品により構成するものです。

小堀宗慶(こぼり・そうけい)の略歴

小堀宗慶は、1923(大正12)年、東京で生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)で日本画を専攻しましたが、学徒出陣により従軍、終戦時にシベリアに抑留されます。1949(昭和24)年に復員して、翌年に「宗慶」の雅号を襲名します。1962(昭和37)年に、江戸時代の大名茶人である小堀遠州(1579?1647年)から続く遠州茶道宗家12世家元を継承して、「国民皆茶」を提唱し、日本文化の普及・発展に尽くしました。2001(平成13)年、長男宗実に13世家元を譲り、雅号「紅心(こうしん)」と称します。現在も茶道は勿論、茶花、定家様の書、日本画、裂の研究などに深く通じ、美術工芸などの指導に活躍しています。

本展の作品

本展では小堀宗慶が、優れた審美眼によって選定した茶道具など古美術16点、その中には、かつて選定した「名碗十選」から宗慶とのゆかりの深い作品が出品されます。

また、東京美術学校で学んだ日本画の作品、屏風絵、軸、絵付け着物、定家様の書や、自作の茶道具など、豊かな創造力に満ちた作品により、伝統を現代に生かした宗慶の美の世界をご覧いただきます。

「茶の本」から約100年の現在

日本の近代美術の扉を開いた指導者岡倉天心(1863〜1913年)が、英文で「茶の本」(1906年)を著し、茶の湯をも「生の術」として、日本文化の本質を茶の心で説いてから約100年がたちます。「お茶とは何ですか」の問いに、決まって「お茶とは私です」と答えるという小堀宗慶の創作と審美眼の世界を通じて、日本人の伝統の美意識が近代化されつつ歩んできた道の確かな標として明らかになることをめざすものです。

作品構成

第1部 紅心 小堀宗慶が目利としての想いの深い、厳選した古美術の名品。掛物、花入、茶入、茶碗など約16点(大井戸茶碗「喜左衛門井戸」(京都孤篷庵蔵)他)

第2部 紅心 小堀宗慶が自ら創作した美術作品。屏風、掛物、巻物、花入、茶道具など約60点

大井戸茶碗 銘「喜左衛門」(国宝) 孤篷庵蔵

唐物肩衡茶入 銘「遅桜」(大名物)三井記念美術館蔵

小堀宗慶「梶の葉に七夕の歌」「七夕のとわたる舟のかじのはにゆく秋かきつ露の玉章」

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