展覧会 開催終了

岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展

-所蔵品を中心に

同時開催:特集展示「秋岡芳夫全集2-童画とこどもの世界展」

会  期:
2014年2月15日(土)〜2014年3月30日(日)
時  間:
10:00~18:00
(入館は17:30まで)
休館日:
月曜日 
観覧料:
一 般 500(400)
大高生・65歳以上 400(300)
小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がいのある方は半額、中小生は無料
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◆岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展-所蔵品を中心に

1929年に目黒区自由が丘にアトリエを築いた岡田謙三(1902‐1982)は、当館のコレクションの中でも目黒を代表する重要な作家であり、作品9点と、制作に関する資料を蒐集しています。

本展では、岡田謙三と、岡田と親交のあった自由が丘界隈に居を構えていた作家や、広く目黒界隈に住む作家たちの作品について、収蔵品を中心に構成し、「目黒」という地域と作家達を巡る「文化縁」をさぐっていくものです。

目黒は、江戸時代には将軍の鷹狩の場として知られた、市中から離れた農村地でした。その後、大正時代に開通した東京急行により新しい文化がもたらされ新興住宅地として発展した地域を有しています。特に自由が丘付近には広範囲にわたり、画家や彫刻家、小説家など、新しい考え方を持つ文化人が多く移り住むようになりました。

岡田の自由が丘のアトリエには、その人柄に惹かれて多くの作家たちが集まり、いつもにぎわっていたといいます。画家仲間では、同じ目黒にアトリエが残る古茂田守介、一時期目黒に居をかまえていた荻須高徳、海老原喜之助らがよく訪れていました。この自由が丘には、その名前の由来にもなった「自由教育」を掲げた「自由ヶ丘學園」が1920年代の後半に設立され、同時期に、モダンダンスを広めた舞踊家石井漠も「舞踊詩研究所」を開設するなどモダンな街が形成され、1930年以降、文化人たちの盛んな交流がおこり、岡田と石井もその中で親交を結びました。

一方、目黒周辺には工業デザイナーや建築家も多く居を構えていました。2011年に当館で回顧展を開催した秋岡芳夫。そのほか工業デザイナーの山田正吾など。本展では、絵画彫刻のほかにも、こうした広範囲に活躍したモダンな住人についても触れていきます。

(1)岡田謙三と目黒界隈の作家たち

岡田謙三、海老原喜之助、須山計一、宮田武彦、赤穴宏、古茂田守介、岡部繁夫、井手宣通、成井弘、鶴岡義雄、荻須高徳、駒井哲郎、飯田善國、猪熊弦一郎、浜口陽三(以上絵画)、森川昭、香取正彦、槻尾宗一、黒田嘉治(以上立体)、井高帰山、安原喜明(以上磁器・陶器)

(2)目黒・モダンダンス

石井漠(舞踊)ほか、ダンス関連資料

(3)デザインの街・目黒

秋岡芳夫、山田正吾、豊口克平、柳宗理(以上工業デザイナー)

●作品点数:約50点、ほかに写真、資料類

*展示室A、展示室Cで開催

◆同時開催:特集展示「秋岡芳夫全集2―童画とこどもの世界展」

「岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展」と同時開催で、「秋岡芳夫全集 2―童画とこどもの世界展」を開催します。 2011年の秋に開催した目黒区を代表する工業デザイナーを回顧した「秋岡芳夫展」は、その仕事とデザイン思想に多くの方々からの共感を集め好評を博しました。その後、「秋岡芳夫全集」を立ち上げ、今年3月に「その1 秋岡芳夫とKAKの写真展」を開催しました。このたびその第2弾として「秋岡芳夫全集―2 童画とこどもの世界展」を開催します。

大正時代に、熊本から目黒に移り住んだ図書館人秋岡梧郎の長男として生まれた秋岡芳夫(1920‐1997)は、目黒を拠点として生涯一貫したデザイン運動を発信続けました。

今回の秋岡芳夫全集は、秋岡が戦後、工業デザインに関わる前に集中した童画の世界と、常に持っていたこどもへの視線をご紹介します。秋岡芳夫は、幼い時に「こどものくに」で初山滋や武井武雄の絵に親しみます。戦後、すぐに初山に師事し、実に多くの童画を描いています。秋岡は、さまざまなデザインの仕事に挑む傍ら、生涯にわたって、社会状況をするどくとらえた内容での絵本原画や装丁などにも精力を注いでいました。今回は、知られざる秋岡芳夫の童画の色彩世界と、常に秋岡の基本にあった、こどもへの豊かなイメージを小企画としてご紹介するものです。

●作品点数:童画作品70点、ほか、児童文学の装丁、原画など50点

*観覧料は「岡田謙三&目黒界隈のモダンな住人たち展」の観覧料に含まれます。

*展示室B、展示ロビーで開催

プレスリリースPDFはこちらからダウンロードいただけます

岡田謙三≪5人≫1949年/油彩・キャンバス/202.2×319.2/目黒区美術館蔵

岡田謙三≪雲と子供≫1966年/油彩・キャンバス/194.5×126.0/目黒区美術館蔵

荻須高徳≪パリのカフェ≫1931年/油彩・キャンバス/60.6×72.7/目黒区美術館蔵

秋岡芳夫≪大きな風≫1950年/着彩・紙/35.4×46.8/目黒区美術館蔵

秋岡芳夫≪人魚姫≫1953年/着彩・紙/36.0×51.4/目黒区美術館蔵

秋岡芳夫≪蟻の巣見つけたよ≫1954年/着彩・紙/55.7×74.4/目黒区美術館蔵

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