緑豊かな目黒区民センターの一角に、目黒区美術館は1987年11月に開館しました。多くの展覧会、多彩な情報のあふれる東京の中で、当館は地域に息づく身近な美術館、気軽に美術に親しめる憩いの場、さらには美術を媒介とした都市生活者の自己再発見の場として機能しています。当館は大都市の中に挿入されたささやかな空間に過ぎませんが、それは想像力や感受性の無限の宇宙に向けて開かれた窓でもあると信じます。 当館では、近現代のわが国の作家による美術作品を収集し、これらを所蔵作品展で公開するほか、内外の多様な美術の動向をとらえた企画展を積極的に開催します。また、生活の中の美や、作品の成り立ちと素材・技法に目を向けるワークショップは、展示と体験活動を融合させる新たな試みとして当館の大きな特色となっています。そして、身近に利用できる貸出スペースとして区民ギャラリーを設け、広く皆様にご利用いただいています。 当館はこうした活動を通じ、地域の皆様をはじめ多くの方々に、常に新鮮な魅力にあふれた美術館として親しまれることを目指しています。
本館外観
区民ギャラリー外観
本館エントランスロビー
本館カフェ/ラウンジ
本館展示室
区民ギャラリー展示室
1978年11月 | 文化施設建設検討連絡会発足 |
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1980年3月 | 目黒区美術博物館建設検討委員会発足 |
1981年1月 | 「目黒区が建設する美術博物館の基本構想のあり方について」 答申 |
1982年2月 | 美術館単独での建設構想を決定 |
1984年2月 | 目黒区美術館(仮称) 基本構想策定 |
1984年10月 | 目黒区美術館(仮称) 基本設計策定 |
1985年3月 | 目黒区美術館(仮称) 実施設計策定 |
1985年11月 | 「プレビュー・目黒区美術館」開催(会場:目黒区民センター) |
1985年12月 | 目黒区美術館(仮称) 新築工事着工 |
1987年3月 | 東京都目黒区美術館条例公布、目黒区美術館竣工 |
1987年10月 | 運営組織として財団法人目黒区芸術文化振興財団設立 |
1987年11月15日 | 目黒区美術館開館 |
2006年4月 | 財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として3年間管理運営を受託 |
2009年4月 | 財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として5年間管理運営を受託 |
2011年4月 | 財団法人目黒区芸術文化振興財団が公益財団法人へ移行 |
2014年4月 | 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として5年間管理運営を受託 |
2019年4月 | 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として5年間管理運営を受託 |
2024年4月 | 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団が指定管理者として5年間管理運営を受託 |
地上3階、地下1階の4階層からなる建物は、コンパクトながら機能的に設計されています。館内は住宅的な雰囲気を基本プランに取り入れ、エントランスから展示室へ、観覧者の視覚的リズムを演出しながら自然な流れでつないでいます。フレキシブルに使えるワークショップ室をエントランスホールに隣接し、区民ギャラリーを別棟に配置していることも施設の特徴となっています。
建築 | |
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所在地 | 東京都目黒区目黒二丁目4 番36 号 |
敷地面積 | 2012.79m² |
建築面積 | 1351.43m² |
延床面積 | 4059.21m² |
建物高 | 17.89m |
構造・規模 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階 |
設計 | |
設計・監理 | 日本設計事務所 |
設計協力 | GK設計、スーパーポテト |
施工 | |
建築 | 竹中工務店 東京本店 |
空調設備 | 朝日工業社 |
衛生設備 | 足立工業 東京支店 |
電気設備 | 中国電気工事 東京支店 |
昇降機設備 | 横浜エレベーター |