ハーマンミラー+目黒区美術館 デザインキャンプ#10
開催日:2020年11月29日(日)~2021年1月30日(土)
今年3月のデザインキャンプ#9では、チャールズ&レイ・イームズの代表的な16㎜フィルム《Powers of Ten》と日本庭園の魅力を結びつける講座を、作庭家の重森千靑さんにお願いしていました。開催直前に新型コロナウイルスの蔓延により中止になりましたが、このたび、新たにオンライン講座として組み立てなおし行うことになりました。
取り上げるイームズ夫妻の《Powers of Ten》は、宇宙・人・素粒子をつなぐ壮大な大きさと時間をわずか9分で旅する映像です。一方、日本の庭園は、矩形の空間に石や砂や水など、自然の素材で様々な風景を凝縮させた宇宙観が表現され、イームズの映像との共通点が見出せると重森さんは語ります。
1回目(2020年11月29日)は、宇宙への旅と重森さんの庭園講義、そして、人数は限られますが、2回目(2021年1月30日)には、小さな箱庭づくりを行い、日本庭園の奥深い宇宙観へせまります。どちらもご自宅からご参加いただけます。
講師 | 重森 千靑 [作庭家、重森庭園設計研究室主宰] |
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日程 | ①講義編 2020年11月29日(日) 10:30~12:30(抽選50名)
②実践編 2021年1月30日(土) 13:00~16:00(抽選15名) ※②は、①を受講された方の応募のみ。12月上旬以降の受け付けとなります。 |
開催方法 | ①②ともオンラインでの実施
講座ツールとしてWebexを使用 (OSがWindowsの場合は8以上でご参加ください) |
コーディネーター | 降旗 千賀子(&4+doキュレーター) |
主催 | 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
ハーマンミラージャパン株式会社 |
重森 千靑(しげもり ちさを)[作庭家、重森庭園設計研究室主宰]
1958 年京都生まれ。(有)重森庭園設計研究室代表として現在京都を基点に作庭を行う。寺社や公共施設の庭園設計、国内外の住宅庭や路地庭などを中心に、枯山水に植栽を取り入れた庭園を得意とし、現在までに50庭あまりを手掛けている。代表的な作品は、松尾大社瑞翔殿庭園、真如堂(真正極楽寺)「瑞緑の庭」、東福寺一華院「彷彿石庭」「虎靠山の庭」、長保寺寂光の庭、伊丹市立美術館壺庭、千葉県善雄寺庭、
台湾「四神成也之庭」、台湾「橋頭プロジェクト」など。京都工芸繊維大学、広島市立大学などの講師や数々の講座を持ち、日本庭園の魅力の普及に努めている。作庭家・庭園研究家として知られる重森三玲は祖父。著書『京都和モダン庭園のひみつ』(ウェッジ)、『日本の 10 大庭園』
(祥伝社新書)、『図解雑学 日本庭園』(ナツメ社)、『NHK 美の壺・枯山水』(NHK 出版)など。
「デザインキャンプ」は、2012 年の夏にハーマンミラー株式会社と目黒区美術館が共同で立ち上げたワークショップです。
「デザインとは問題を解決するためにある」という信念のもと、機能と美しさ、そしていつまでも変わらぬ高いデザイン を作り続けてい るハーマンミラー。そして、1987年に開館して以来、企画展のみならず、ワークショップ活動も精力的に行ない、美術館の可能性を広げてきた目黒区美術館。この二者が、デザインというものがいかに人間の生活を豊かにしてくれるかを、体験を通して共有でき、さらによりよい生活へとつなげられるような活動をともにしたいと考え、その手段としてワークショップを選択しました。
ハーマンミラーは、「デザインとは問題を解決するためにある。」という考えのもと、デザイナーとのコラボレーションに
よって生まれた優れたデザインで、オフィスやホームを最良の空間にすることを使
命としています。人 間を中 に考えた問題解決のデザインは、革新的で常に時代
のスタンダードとなっています。また、環境を守る大切さを社員一人一人が理解している企業文化を持ち、米国ミシガン州の田園
地帯にある本社は、自然環境と共生したコミュニティになっています。
ハーマンミラージャパン株式会社
www.hermanmiller.co.jp