展覧会

遊びのなかの色と形展 ークルト・ネフ & アントニオ・ヴィターリ

概要

展覧会名遊びのなかの色と形展 ークルト・ネフ & アントニオ・ヴィターリ
会期2010年7月24日(土)~2010年9月12日(日)
休館日月曜日
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 700(550)円
大高生・65歳以上 550(400)円
中学生以下 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がい者とその付添者1名は半額
主催等主 催:(財)目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館

協力:Museum für Gestaltung Zürich、Naef Spiele AG、(株)アトリエ ニキティキ

助成:(財)地域創造

後援:スイス大使館

主 催:(財)目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館 協力:Museum für Gestaltung Zürich、Naef Spiele AG、(株)アトリエ ニキティキ 助成:(財)地域創造 後援:スイス大使館

“手で考える”をテーマに、目黒区美術館では、積み木やパズルなどのデザイン的に優れた玩具を[トイ・コレクション]として収集してきました。玩具というと、とかく子どものものと思われがちですが、これは、大人から子どもまで幅広い年齢層を対象としています。今回は、2003年の「立方体の7つの窓 ペア・クラーセンの世界」展に続く企画として、このトイ・コレクションを基本に、クルト・ネフ(1926~2006)が設立したスイスのネフ社による玩具と、同時代に活躍した彫刻家アントニオ・ヴィターリ(1909~2008)の、主に玩具に関する仕事をクローズアップしてご紹介します。 ネフ社の玩具は、ペア・クラーセンの造形に代表されるような数学的、幾何学的要素を持ち、かつデザイン的に優れたものが多いことに定評があります。アントニオ・ヴィターリは、写真家を経て彫刻家として活躍、次第に木のオブジェを制作しさらに玩具の生産を開始するなどユニークな道を歩みます。ヴィターリの造形は動物や人をモチーフに抽象化された美しいカーブを持ち、木の質感を大切にしているところに特徴があります。 ネフ氏とヴィターリ氏の玩具に共通しているのは、時代の流行や市場経済の動向などには惑わされず、そのポリシーが守られながら制作されてきたことです。そして、その人気の秘密は、大人と子どもを分けることなく、人間本来が持っている“手で考え、手で遊ぶこと”をその創造の精神として貫いていることにあります。本展では、制作工程に関する展示や、実際に手に触れて遊べるコーナーも設置、さらにワークショップ、セミナーなどでネフとヴィターリの魅力に触れていただきます。

展示内容

Kurt Naef(クルト・ネフ)の世界

1958年から1995年頃までのネフ社の玩具300点、ネフスピールの制作工程なども展示

Antonio Vitali(アントニオ・ヴィターリ)の世界

チューリッヒデザイン美術館より小企画展[ヴィターリ生誕100年]を巡回。ほかに初期の造形から1996年頃までの彫刻や玩具など約200点、制作工程や金型なども展示

目黒区美術館 トイ・コレクション&ワークショップ・コレクション

ネフ社などヨーロッパの構成玩具、日本の作家によるトイ・オブジェや作品:有岡進、梅田素博、遠藤裕、菅沼緑、田代耕司、飛山裕幸、広井敏通、吉崎元造ほか約150点

遊びのコーナー

会場では、実際にトイに触れるコーナーを設けます。

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