展覧会

目黒区美術館コレクション展 LIFE ― コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし

概要

展覧会名目黒区美術館コレクション展 LIFE ― コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし
会期2020年10月24日(土)~2020年11月29日(日)
休館日月曜日 ただし、11月23日(月・祝)は開館し、翌11月24日(火)は休館。
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 700(550)円
大高生・65歳以上 550(400)円
中学生以下 無料
*障がいのある方とその付添者1名は無料。
*(  )内は20名以上の団体料金。
*目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります。
*各種割引の併用はできません。
主催等主催  公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館



パンドラは、ゼウス神より、開けてはならないとされる甕(かめ)を渡された。
蓋を開けると、 あらゆる禍(わざわい)が飛び出した。
慌てて蓋を閉めると、底に残っていたのは 「希望」だった。
(ギリシャ神話より)

 現在私たちは、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大という状況下にあります。2020年春より、移動制限や外出自粛、そして他者との接触制限など、これまでに経験したことのない事態に直面してきました。東京2020オリンピック・パラリンピックは延期となり、美術館を含めた人の集まる施設は臨時休館しました。
美術館でも、 展覧会のみならず、トークイベントやワークショップなど、人が集い交流する催しも、中止や延期となりました。 未だ特効薬のないこの未知のウィルスによる感染症によって、多くの生命が失われました。現在においても症状に苦しんでおられる方々がいます。症状のない人々も、自由な生活が制限されています。
 英語の「LIFE」という言葉には、「命」と「暮らし」という意味があります。コロナ禍にある現在の私たちは、これまで以上に、自分たちの「命」と「暮らし」について、真剣に向き合い、思いを巡らせているのではないでしょうか。本展では、下記の4つのテーマの下に、当館の所蔵作品をとおし、コロナ禍を生きる私たちのLIFE、命と暮らしについて考えます。

第1章「恐怖と不安、そして悲しみ」
コロナ禍においては、命が失われるだけでなく、 感染への恐怖、経済不安、他者への不信感など、様々な社会不安が引き起こされています。
人間存在を脅かす恐怖や不安、そして悲しみの表現された作品を展観します。
第2章「 愛しき日々」

外出の自粛や接触制限などにより、私たちの生活は大きく変化しました。 賑やかな街中で、仲間とのお喋りに興じるカフェ、音色に酔いしれるコンサート、ワクワクする娯楽施設など、当たり前と思っていた日常は、失われた時に初めてその素晴らしさが実感されます。 私たちの愛しき日々を描いた作品を展示します。


第3章「 それでも私たちは今を生きる」

外出を控え、他者との接触を制限しながらも、私たちは生きていきます。
自分と自分の愛する者たちの命と暮らしを守るため に、STAY HOME。屋内で、孤独に、もしくは肩を寄せ合いながら生きる人々の姿を紹介します。



第4章「 再び抱き合える日に」

感染防止のため、他者と接触せず距離の確保に努めなければならない現在の私たち。しかし、これまでも人類は、様々な苦難を克服してきました。いつか再び私たちは、抱き合えるはずです。
最後に、私たちにそんな希望を与えてくれる作品をお見せします。

鉛筆画家・木下晋 インタビュー動画


project


目黒区美術館 マスク・プロジェクト
「マスクに思いをのせて、つながろう」


感染の危険から、私たちの命を守るマスク。
館内設置のマスク型の用紙に、展覧会の感想など、メッセージをご記入ください。マスクとマスクをつなげて、館内に掲出します。

    
ページの先頭へ