マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界
概要
展覧会名 | マニュエル・ブルケール 20世紀パリの麗しき版画本の世界
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会期 | 2021年4月21日(水)~2021年6月20日(日) |
休館日 | 月曜日 *臨時休館 2021年4月25日(日)~5月31日(月) |
時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
観覧料 | 一 般 700(550)円
大高生・65歳以上 550(400)円
中学生以下 無料
*障がいのある方とその付添者1名は無料。
*( )内は20名以上の団体料金。
*目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります。
*各種割引の併用はできません。
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主催等 | 公益財団法人 目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館 |
チラシダウンロード PDF:1.3MB
エミール・ベルナール『エミール・ベルナール礼賛』より「洗濯女たち」、1962年
パリの耳鼻咽喉科の医師であり出版人でもあったマニュエル・ブルケールは、1930 ~ 1960 年代にかけて、友人の画家で印刷工房主のジャン=ガブリエル・ダラーニェスの協力のもと、美しい絵で彩られた版画本を、愛書家のために限定出版しました。
今日では、ブルケールがどのような人物であったかはほとんど知られていません。しかし、彼とダラーニェスのもとに集った当時フランス
で活躍していた画家たちと文学者たちの交流は、この度紹介するこの麗しい版画本となり結実しました。
作品は、画家ごとに特集された本の形態をとり、多くがその画家を礼賛する内容となっています。マルク・シャガールやモーリス・ユトリロなど、20世紀前半のフランス美術の錚々たる画家たちが名を連ねる一方、現在では名前のあまり知られていない画家も参加しています。ブルケールの版画本は、当時のフランスの版画の豊かさと優雅さを示しています。
この度は、当館所蔵の49冊に収録された、約500点を展示します。
アルベール・マルケ『マルケの現代性』より「ベジャイア1925」、1962年
アンドレ・ドラン『ドラン礼賛』より「プロヴァンス風景」、1958年
ジャン=ガブリエル・ダラーニェス『J.-G. ダラーニェス礼賛』より「裸婦」、1956年
モーリス・ユトリロ『モーリス・ユトリロ礼賛』より「ムーラン・ド・ラ・ガレット」、1956年
ラウル・デュフィ『ラウル・デュフィ礼賛』より「大浴女」、1931年
マルク・シャガール『馬の日記』より「無題」、1952年
関連イベント
関連催事Ⅰ オンライン・トーク・イベント「アートブックの現在・過去、そして未来を考える」
本展に関連して、過去のアートブックであるマニュエル・ブルケールの版画本を、現在のアートブックを巡る視点からも検証し、アートブックの未来について考えるトーク・イベント「アートブックの現在・過去、未来を考える」を開催します。オンラインによる実施となるため、チャットボックスなどを活用しながら参加者からのご質問やご意見も交え、アートブックの現在・過去、未来について考察していきます。
タイトル
| オンライン・トーク・イベント「アートブックの現在・過去、そして未来を考える」
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日時
| 2021年4月29日(木・祝)14:00~15:30 |
開催方法・定員
| Zoomによる配信・先着30名
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申込方法
| 事前申込制
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講師
| 高浜利也(版画家・武蔵野美術大学教授)、矢内みどり(美術史家)
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関連催事Ⅱ 大人のための美術カフェ (「マニュエル・ブルケール展」関連イベント)
緊急事態宣言の延長に伴い、開催中止いたします。