展覧会

ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる

概要

展覧会名ベルギーと日本 光をえがき、命をかたどる
会期2023年4月29日(土)~2023年6月18日(日)
休館日月曜日
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 800(600)円
大高生・65歳以上 600(500)円
中学生以下 無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障がいのある方とその付添者1名は無料
*目黒区在住、在勤、在学の方は受付で証明書類をご提示いただくと団体料金になります。(他の割引との併用はできません)
*ご入館のための日時指定予約は必要ございません。開館時間内に直接お越しください。
主催等主催 ベルギーと日本展実行委員会
   公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
助成 一般財団法人地域創造
後援 ベルギー大使館
展覧会の概要  OVERVIEW

戦前の日本人画家の欧米への留学中の作品を収集方針に掲げる目黒区美術館は、ベルギーに留学した太田喜二郎の作品を収蔵しています。当時、パリ留学が主流であった中で、少数ですが、太田と同様にベルギー留学した芸術家がいました。画家の児島虎次郎と、彫刻家の武石弘三郎です。太田と児島は、ともにゲントの王立美術学校に通い、ベルギーの印象派の画家、エミール・クラウスからも学びます。武石は、ブリュッセル王立美術学校を優秀な成績で卒業し、帰国後は肖像彫刻家として人気を博しました。戦前の日本で「炭坑夫の彫刻家」として人気のあったベルギーの彫刻家、コンスタンタン・ムーニエの日本への紹介でも知られています。この度は、この3人の作家と彼らに関連するベルギーや日本の作家以外に、当時の印刷物による紹介や展示などにも着目し、戦前の日本におけるベルギー美術の受容について探ります。

展示構成  LINEUP
第1章 光をえがく:ベルギーの印象派絵画と日本

児島虎次郎《和服を着たベルギーの少女》》1910年 油彩・キャンバス 高梁市成羽美術館

太田喜二郎《赤い日傘》1912年 油彩・キャンバス 新潟大学

エミール・クラウス《冬の果樹園》1911年 油彩・キャンバス 大原美術館

第2章 命をかたどる:ベルギーの彫刻と日本

武石弘三郎《裸婦浮彫》1939年 大理石 新潟県立近代美術館・万代島美術館

       コンスタンタン・ムーニエ《攪錬工》石膏着色 個人蔵

第3章 伝える・もたらす:ベルギー美術の紹介

ウジェーヌ・ラールマンス《小径》1918年 油彩・キャンバス 大原美術館

 ルネ・マグリット《再開》1965年 油彩・キャンバス 東京富士美術館 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

関連イベント

リレートーク「つながる! 太田君と児島君と武石君」

本展の巡回先である高梁市成羽美術館は、地元出身の児島虎次郎を館をあげて顕彰し、新潟県立近代美術館は、郷土作家として武石弘三郎を収蔵作家としています。当館の館蔵作家の太田喜二郎ら、この3人の芸術家は、ベルギー留学中、仲の良い友人同士でした。3人の芸術家の作品を収蔵する3館の学芸員により、リレートークを行います。

日時
2023年4月29日(土・祝)14:00~15:30
場所
目黒区美術館1階ワークショップ室
ナビゲーター
吉尾梨加(高梁市成羽美術館学芸員)、伊澤朋美(新潟県立近代美術館学芸員)、当館学芸員 
料金
聴講無料、但し当日有効の観覧券が必要です
定員
35人程度

大人の遠足「武石弘三郎のブロンズ彫刻を観るツアーとレクチャー」

本展の出品作家、武石弘三郎制作の大倉集古館前設置の《大倉喜八郎像》を観るツアー。まずは、美術館で、日本でのベルギー美術の受容史における武石の役割に注目する研究者と当館学芸員が対談形式でお話します。その後、現地に作品を観にでかけます。

日時
2023年5月4日(木・祝)13:00~16:00頃
場所
目黒区美術館1階ワークショップ室、大倉集古館〔東京都港区、現地には各自でご移動いただきます〕
ナビゲーター
本橋浩介(佐倉市立美術館学芸員)、当館学芸員
料金
聴講無料(但し、当日有効の観覧券が必要です)・大倉集古館への交通費(大倉集古館入館の場合は別途観覧料が必要です)
定員
25人程度

「ベルギーと日本」展 ミュージアムコンサート

ベルギー出身のアドルフ・サックスが考案した楽器「サクソフォン(サックス)」だらけのコンサート。大きさも形も様々なサックスが大集合、古今東西の音楽を奏でます。

日時
2023年6月3日(土)1回目14:00開演、2回目16:00開演 ※各回、開場は開演の15分前
場所
目黒区美術館1階ワークショップ室
出演
鈴木広志・東涼太・上運天淳市(サクソフォン)
料金
全席自由 一般2,000円/高校・大学生1,000円/小・中学生500円
※チケットの提示で当日に限り展覧会をご覧いただけます。
チケット発売日
チケットは完売いたしました
チケット取り扱い
【目黒区美術館受付】(10:00-17:45 月曜休館)
【めぐろパーシモンホールチケットセンター】
      ・窓口、電話予約(10:00-19:00)TEL.03-5701-2904
   ・オンライン(24時間受付)https://www.persimmon.or.jp
問い合わせ
めぐろパーシモンホール事業課 TEL.03-5701-2913

講演会「コンスタンタン・ムーニエと日本」

戦前、ベルギーの彫刻家コンスタンタン・ムーニエは日本で高い人気を誇っていました。日本におけるムーニエ受容の研究者を講師にお招きし、ご講演頂きます。

日時
2023年6月10日(土)14:00~15:30
場所
目黒区美術館ワークショップ室
ナビゲーター
迫内祐司(小杉放菴記念日光美術館学芸員)
料金
聴講無料(但し、当日有効の観覧券が必要です)
定員
35人程度

大人のための美術カフェ

本展の担当学芸員が、展覧会の見所などについて語ります。

日時
2023年6月18日(日)14:00~15:30
場所
目黒区美術館1階ワークショップ室
ナビゲーター
当館学芸員
参加方法
当日先着順(直接会場にお越しください)
料金
聴講無料(但し、当日の観覧券が必要です)
定員
35人程度
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