展覧会

青山悟 刺繍少年フォーエバー

SATORU AOYAMA : A Boy Who Sews Forever

概要

展覧会名青山悟 刺繍少年フォーエバー
SATORU AOYAMA : A Boy Who Sews Forever
会期2024年4月20日(土)~2024年6月9日(日)
休館日月曜日 *ただし、4月29日(月・祝)・5月6日(月・休)は開館、4月30日(火)・5月7日(火)は休館
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 900(700)円
大高生・65歳以上 700(550)円
中学生以下 無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障がいのある方とその付添者1名は無料
*目黒区在住、在勤、在学の方は受付で証明書類をご提示いただくと団体料金になります。
*他の割引との併用はできません。
*ご入館のための日時指定予約は必要ございません。開館時間内に直接お越しください。
主催等主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
協力:ミヅマアートギャラリー
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会
「永遠なんてあるのでしょうか」。
この言葉は、青山悟が近年取り組んでいるテーマ、時代とともに 社会から姿を消そうとしている様々な「消えゆくもの」への問い かけのメッセージです。
青山は、目黒区出身の現代美術作家です。彼は、刺繍というおよそ美術作品の制作のために用いる技法とは程遠い手段で作品を制作しています。手仕事としての刺繍が、ミシンという工業機械に取って代わられることには、現代社会における労働や資本主義の問題が示唆されると同時に、ミシンで大量生産される製品と美術作品の違いとは何かという問題も示されています。さらに青山の作品は、刺繍は女性がするものという伝統的な男女の役割に対しての問題も浮かび上がらせます。50 代である青山の展覧会名のサブタイトルが「刺繍少年」となっていることには、ジェンダー、エイジズム(年齢差別)の問題も暗示されています。青山は、刻一刻と変化する私たちの生きる社会が抱える様々な問題に対し、常に敏感に反応し、ミシン針でチクリと風刺をきかせます。
この度は、目黒区内の青山の出身校を描写した初期の作品から新作までを展示します。
目黒区出身・在住の現代美術作家、青山悟の美術館初個展
青山悟は、目黒区出身・在住の現代美術作家です。 森美術館や京都国立近代美術館、愛知県美術館など、日本の主要な美術館が青山の作品を収蔵しています。 この度は、青山にとって初めての、美術館での個展となります。

青山悟《東京の朝》2005年 ポリエステルに刺繍(コットン、ポリエステル糸)中尾浩治蔵 撮影:宮島径 ©AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery

青山悟《News from Nowhere (Labour day)》2019年 シルクスクリーンプリントに刺繍、ドローイング 個人蔵 撮影:宮島径 ©AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery

青山悟《N氏の吸い殻》2023年 ポリエステル・オーガンジーにミシン刺繍 作家蔵 撮影:宮島径 ©AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery 

青山悟《Map of The World (Dedicated to unknown Embroiderers)》2014年 ポリエステルにポリエステル糸と蓄光糸で刺繍 野村道子(ワイルドスミス美術館)蔵 撮影:宮島径 ©AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery 

青山悟《About Painting》2014-2015年 紙にポリエステル糸で刺繍 タグチアートコレクション タグチ現代芸術基金蔵 撮影:宮島径 ©AOYAMA Satoru, Courtesy of Mizuma Art Gallery  

関連イベント

アーティストトーク(「青山悟 刺繍少年フォーエバー」)

本展の出品作家である青山悟が、展覧会会期中の下記の日時に、自作について語ったり、ミシンによる実演を行います。

日時2024年5月3日(金・祝)、6月2日(日)各日14:00~15:00
会場目黒区美術館ワークショップ室
料金聴講無料(但し、当日の観覧券が必要です)
参加方法、定員当日先着順、20名程度

オンラインで美術館「うちんち!ぺちゃくちゃミュージアム・インスタライブ」(「青山悟 刺繍少年フォーエバー」)

オンラインで美術館を楽しむプログラムです。開館前の9:30からは美術館から中継で展覧会「青山悟 刺繍少年フォーエバー」を一緒に鑑賞します。10:30からは本展出品作家・青山悟氏の制作風景とお話をお楽しみください。

日時2024年5月4日(土・祝)9:30~10:00、10:30~11:00
ナビゲーターメグロアソビ冒険隊、目黒区美術館学芸員
出演青山悟(本展出品作家)
参加費無料
実施方法オンライン(instagram使用)
参加方法当館instagramアカウントをフォローしていただき、開催時間になるとインスタグラムホーム画面の左上の丸いアイコンに「live」が表示され、輪郭の色が変わります。アイコンをタップすると視聴することができます。

トークイベント「社会の襞(ひだ)に糸を通す」(「青山悟 刺繍少年フォーエバー」)

社会学、文化政策研究を専門とする講師をお招きし、本展出品作家を聞き手に、お話し頂きます。

日時2024年5月6日(月・休)14:00~15:30
会場目黒区美術館ワークショップ室
講師小泉元宏(立教大学社会学部教授)
聞き手青山悟(本展出品作家)
料金聴講無料(但し、当日の観覧券が必要です)
参加方法、定員当日先着順、50名程度

大人のための美術カフェ(「青山悟 刺繍少年フォーエバー」)

本展の出品作家である青山悟と、担当学芸員が、展覧会開催までの経緯などについて、対談します。

日時2024年5月19日(日)14:00~15:00
会場目黒区美術館ワークショップ室
料金聴講無料(但し、当日の観覧券が必要です)
参加方法、定員当日先着順、20名程度
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