展覧会

目黒区美術館コレクション展 わたしの言葉をあなたに届ける 日々のよろこび2024

概要

展覧会名目黒区美術館コレクション展 わたしの言葉をあなたに届ける 日々のよろこび2024
会期2024年10月12日(土)~2024年11月17日(日)
休館日月曜日 *ただし、10月14日(月・祝)・11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)・11月5日(火)は休館
時間10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料一 般 700(550)円
大高生・65歳以上 550(400)円
中学生以下 無料
*( )内は20名以上の団体料金
*障がいのある方とその付添者1名は無料
※10月13日(日)は、目黒区民まつりの開催に伴い、観覧料は無料になります。
※目黒区在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示いただくと11月15日(金)は開館記念日のため無料、その他の日は団体料金になります。
*他の割引との併用はできません。
*ご入館のための日時指定予約は必要ございません。開館時間内に直接お越しください。
主催等主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
協賛:公益財団法人北野生涯教育振興会 
協力:にわか劇団けだものの界隈

  青山義雄《母と子》 1926年 油彩・キャンバス 46.3×55.4cm 目黒区美術館蔵

 同時期開催の「障がいのあるアーティストによる作品展 日々のよろこび2024」に合わせて、当館のコレクションより、作家がそれぞれの「日々」つまり「日常」に目を向けて表現している作品を選定し、展示をとおして美術館で作品を見ることを柔らかく考え直してみたいと思います。  

制作されてから何十年、何百年と後の時代に生きる私達に、当時の日常はどのように映るでしょうか。今とそれほど変わらないと感じるものもあれば、新鮮で、どこか特別な風景に思える場合もあるだろうと思います。それらは、日々刻々と変化していく現実のありのままの姿というよりも、作家の目によって捉えられたその瞬間の世界であり、多くのことを語っているのです。 鑑賞する私達は、そうした作品を前に何を思うでしょうか。

 例えば、作家の対象への眼差しや、描かれた人物たちの関係性、心の機微や感情などに思いを巡らせることができます。しかし、見方は一通りではありません。美術館では、時が経っても作品の状態が変わらぬように保管していますが、それらを鑑賞する私達の受け 止め方や作品の価値は、時代とともに変化しているはずです。  本展は、そうした変化を視覚化、聴覚化し、自分以外の他者がどのように鑑賞しているのかを知る機会とするために、「静かに見る」 という美術館の鑑賞マナーを緩めてみたいと思います。作品と対峙して感じた言葉を紙に書きとめて壁面に貼り付けていくインスタレーションや、それらを朗読した音源の展示などをとおして、他者の言葉が当たり前にそばにある展示空間を作ります。展示室を介して様々な人が関わり合い、相互に鑑賞を深めていく見方の実験を、コレクション展を通じて試みます。

展示構成

1 身の回りのいつもの風景
2 日常のふとした瞬間
3 細やかな生活感情と親密さ
4 没頭する姿、その時間
5 かたちを探るよろこび

みどころ

●書いて読んでシェアする
来館者が感じたことを紙に書いたものが会場内に貼りだされ、他の誰かにシェアされます。
●展示室では静かに鑑賞?
聴いてシェアする 作品にまつわるお話や、鑑賞を深める対話を舞台俳優が朗読し、その音声が会場内に流れます。 来館者によって書かれた言葉の一部も後日朗読され、会期中に一回音声の内容が変わります。 静かな鑑賞を推奨する美術館としては異例の展示となります。
●わたしの言葉をあなたに届け、「見る」を深めて、さらにつなげる
言葉を介して、見る行為を相互に深め、さらにつなげていく、展示室をそんな場所にします。

池田満寿夫《ベッドに横たわる女》1964年 油彩・キャンバス 65.2×80.3 cm 目黒区美術館蔵

中村義夫《午睡》 1921-26年頃 パステル・紙 51.0×66.1cm  目黒区美術館蔵

武内鶴之助《風景》 1910-12年頃、パステル・紙 11.5×18.5cm 目黒区美術館蔵

白瀧幾之助《素描》 制作年不詳 木炭・紙 43.7×57.6cm

山下新太郎《読書》 1955年 油彩・キャンバス 27.2×19.0cm  目黒区美術館蔵

須山計一《素描(雑司ヶ谷の風景)》 1923年 鉛筆、インク、水彩・紙 18.1×13.7cm 目黒区美術館蔵

関連イベント

大人のための美術カフェ

本展の担当学芸員が、展覧会の見所などについて語ります。

日時2024年11月4日(月・休)15:00~(40分程度)
場所目黒区美術館2階本展会場 
ナビゲーター当館学芸員
参加方法当日先着順(直接会場にお越しください)
料金聴講無料(但し、当日の観覧券が必要です)
定員20人程度

白鳥建二さんとめぐる 「わたしの言葉をあなたに届ける」展鑑賞ツアー

本展を全盲の美術鑑賞者・白鳥建二さんとめぐります。
白鳥さんの活動を紹介した書籍『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』は、2022年Yahoo!ニュース|本屋大賞のノンフィクション本大賞を受賞し、同年にド キュメンタリー映画も制作され、現在でも各地で上映されています。

日時2024年11月10日(日) 第1回:10:30‒12:30/第2回:14:00‒16:00
場所目黒区美術館2階本展会場 
定員各回5名ずつ
料金無料(但し、当日の観覧券が必要です)
申込受付期間
2024年10月19日(土)10:00から10月28日(月)まで 
申込者多数の場合抽選となります。
参加方法申込受付期間中に下記の申込フォームからお申込下さい。
ハガキでお申込の方は、下記の必要な情報をお書き添えのうえ、目黒区美術館までお送りください。

【申込に必要な情報】
講座名「鑑賞ツアー」/参加希望回 (第1回または第2回)/参加希望者の氏名(ふりがな)/ メールアドレス/住所/電話番号(昼間の連絡先)
※申込は、第1回もしくは第2回いずれかのみでお願いします
※募集締切り後、数日以内に「mmat-event@mmat.jp」より抽選結果をお知らせします。落選された方には通知を行いませんのでご了承ください。また、定員に満たない場合は、募集期間を延長することがあります。
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